2018年1月1日月曜日

【耐水性あり】インクから選ぶ万年筆のメーカー

書くということは残すこと
消えてはいけないことが、書かれた文字の一番重要な事と思うので、耐水性のある万年筆用のインクを調べてみた。また書く文字のほとんどは日本語の文字なので、日本語に適した万年筆を作っている国内三大メーカーのインク、そしてその中でも初心者にも扱いが簡単なカートリッジインクに絞って調べてみた。

耐水性があるとされる、黒もしくは青系のカートリッジインク。
【パイロット】
・カートリッジインキ   IRF-12S  ブルーブラック 染料
【プラチナ万年筆】
・水性染料インク     SPSQ-400 ブルーブラック 染料
・ピグメントブルーインク SPG-500  ブルー     顔料
・カーボンインク     SPC-200  ブラック    顔料
【セーラー万年筆】
・極黒(きわぐろ)         ブラック    顔料
・青墨(せいぼく)         ブルーブラック 顔料

耐水性が高いということは、水に溶けにくいということなので、万年筆の中のインクが乾いてしまうと、洗っても溶けずに残ったままとなり、書けなくなる確率も高くなります。だから水性顔料は、日頃からのお手入れが重要となり、初心者には向かないと言われています。

水性染料は通常は耐水性がほとんどないのですが、パイロットとプラチナのブルーブラックは比較的耐水性がよいとされています。しかしプラチナ万年筆のブルーブラックは、古典インクと呼ばれるインクで酸性なので、金メッキなどが腐食します。

初心者におすすめ
できるだけ手軽にインクが交換でき、インクが出にくいなどのトラブルも極力避けたい、それでいて耐水性が欲しいという人は、
パイロット カートリッジインキ IRF-12S ブルーブラック がよいと思います。
次点でペン先が金なら問題ないと思われる、
プラチナ万年筆 水性染料インク SPSQ-400 ブルーブラック をおすすめします。