2018年1月29日月曜日

【三日目の万年筆】パイロット カスタム74 <中字>

カスタム74<中字>を使ってみて
初日はおっかなびっくりでしたが、すこし万年筆の取り扱いに慣れてきました。カートリッジインキ三回交換、そして三回お風呂に入れました。見慣れたせいか「黒×金」仏壇カラーや、あのクリップの形はあまり気にならなくなりました。とはいっても、カスタムヘリテイジ91やプロムナードシルバートリムには未練が残ります。

また中字は、A罫・B罫のノートにはすこし太いです。もともと自分は、万年筆を買うならインクの濃淡がわかりやすい中字以上を買おうと思っていましたし、普段からノートは無地か、罫を無視して書いているのでちょうどよい太さです。

紙質により書き味や書いた文字の色も、けっこう違いがありました。パイロットのブルーブラックは、時間とともに色が変化すること。さらに多少の水濡れならば、薄くはなるが消えないだけの耐水性があることも判りました。

万年筆の持ちかた
・立てぎみは、細めのキレイな文字が書ける。
・寝かせぎみは、紙当たりもやさしく疲れにくそう。
・立てすぎは、ペン先が見えづらい。
・寝かせすぎは、不安定で思い描いた線が書けない。
・立てすぎ・寝かせすぎは、かすれたりすることがある。
・キャップをつけると、紙当たりがやさしく安定感も増す。
結局、万年筆は書くための道具に過ぎず、使う側が書きやすいように持てば、それが正しい持ちかたのような気がします。

三日目のカスタム74
【ペン習字スタイル】キレイな文字を書きたいとき
キャップをつけずに、ねじ部分を持つ。
【文豪スタイル】万年筆らしいやさしい書き味を楽しみたいとき
キャップをつけ、胴軸のすこし後ろ辺りを持つ。

万年筆で書いた文字がボールペンで書いた文字より汚いのであれば、万年筆を使う意味もあまりないので、万年筆らしさも味わえ、それでいてキレイな文字の書ける持ちかたを今は探しています。


2018年1月25日木曜日

【初めての万年筆】パイロット カスタム74 <中字>

PILOT CUSTOM74<M>
記念すべき初めての万年筆は、中古のカスタム74中字です。突然カスタム74になりました。「黒×金」の仏壇カラーだけは無いと思っていたのに。あのクリップはどうにも好きになれなかったのに。でも今はうれしくてうれしくて仕方ありません。初めにお風呂に入れてあげました。そのあと、インクも入れずに紙の上でペン先をすべらせて、イメージトレーニングしました。笑

カスタム74の第一印象
仏壇カラー   金色ってこんな色?ほんのちょっと橙色。
クリップの形  慣れるんでしょうか?
クリップの刻印 PILOTが縦書きです。和です。
キャップの刻印 ☆ CUSTOM 74 ☆ PILOT MADE IN JAPAN
ニブの刻印   なんだか少し高級感を煽ります。
ニブの刻印   A194と刻印。平塚工場Aライン94年1月製造
ねじ式キャップ いちいち面倒と感じてしまうのか?
<M>中字   ノートに太め。自分にとってはベストな感じ。
太さ      ねじ部分で直径約12mm。ちょうど良さそう。
重さ      安物ボールペンに比べ、じゅうぶん重たい。

万年筆の持ちかた
どこを持てばいいんでしょうか?首軸?ねじ部分?胴軸?立てぎみ?寝かせぎみ?キャップはつけるの?つけないの?初心者は当然迷います。本家パイロットのサイトを覗いてみましたが、明確な答えはありませんでした。サイト内の万年筆使用時の画像では、ほぼすべてキャップが尻軸側についていました。また指を置く位置は、首軸・ねじ部分・胴軸とばらばらでした。ペン習字ペンやカクノは、指を置くくぼみが首軸にあるのでそれが正しい持ちかたですが、自分の万年筆の使用イメージは、キャップを尻軸側につけ胴軸辺りを持ち、寝かせて書くイメージでした。

初めての万年筆を使ってみて
首軸を持てば立てぎみになり、胴軸を持てば寝かせぎみになる。当たり前のことですが、カスタム74で試してみてよく解りました。またカスタム74は、キャップをつけなくても使えるだけの長さがあります。首軸を持つと、力も掛かりすぎペン先が見えづらい。胴軸を持つと、慣れないせいか思い描いた線が引けないが、キャップをつけると改善される。万年筆初心者の僕には、ねじ部分を持ち、キャップをつけない時がしっくりくる。

初日のカスタム74
自分はねじ部分を持ちキャップをつけない時が、一番キレイな文字が書けます。ですが、胴軸を持ちキャップをつけている時も、可能性を感じます。


2018年1月22日月曜日

【美文字ペン】サクラクレパス ピグマファイン

細字から太字まで自由自在なペン
・サクラクレパス ピグマファイン ※約0.5mm~1.0mmの線幅(実測)
とても地味なペンです。お店でも、めったに見かけないと思います。ですが、とても書きやすい美文字ペンです。

【特徴】
全6色
水性顔料タイプで水に強い
とめ・はね・はらいが表現できる
ノート・はがき・手紙に最適

地味なんです
僕のサクラクレパスのイメージは「地味」なんです。絵を描かない僕は、ピグマも使ったことないし。その中においても、さらに地味なピグマファインです。ピグマファインは見た目も地味です。たぶんピグマと同じボディを使っているからなのか、普通は本体に印刷されている商品名などがシールです。しかもクリップは金色です。かなり細めの本体です。キャップは個体差からか、かなり固くて開けづらいです。16年発売なのに、昭和の残り香のような製品です。

でもすごいんです
サクラクレパスは水性顔料インキのサインペンの産みの親です。本家本元ピグマです。さらには今では当たり前のように使われている、水性ゲルインキのボールペンもサクラクレパスからです。社名にサクラが入っています。教育・文化に貢献することを社是に挙げています。実際、小学生が使う「かきかたサインペン・フェルトペン」をずっと作っています。そのノウハウが活かされていると思う、ピグマファイン。悪いわけがないと思いませんか?

思い切りが大切
このペンで美文字を書きたかったら、思い切って文字を書いてみましょう。三角すい状のペン先を倒して、三角すいのサイド面が紙に当たるようにイメージすれば、きっと太い線が書けるはずです。壊してしまうかも?の一線を越えないと、美文字は現れません。一線を越えると、ペン先の頂点を使えば細い線が、ペン先のサイド面を使うイメージで太い線が書けます。しかもキャップがはまる、一段細くなっているところを持つのではなく、一番太い軸の部分を持つようにすると、ペン自体のしなりも加わりさらに良くなる気がします。

美文字ペン
・サクラクレパス ピグマファイン
チカラ加減ひとつで、ノート(細字)から宛名書き(太字)まで太さが変わり、しかも「とめ・はね・はらい」が表現できます。さらに適度な紙との抵抗・引っ掛かりがあり、キレイな文字がとても書きやすい美文字ペンです。古紙を使った再生紙から、ノートや原稿用紙、ポスターに使われるようなつるつるした紙にまで使ってみましたが、書いた文字や書き心地が一定で、あまり紙質を選ばない優秀なペンだと思います。書きやすさ・書き心地で、ピグマファインが大好きです。

全6色の色のチョイスもなかなかです。
くろ・あか・あお・バーガンディ・セピア・ブルーブラック


【筆風サインペン】呉竹 筆ごこち 細字

細字から極太字まで自由自在なサインペン
・呉竹 筆ごこち 細字 ※約0.4mm~1.8mmの線幅(サイトより)
マイナーなサインペンです。お店でも、めったに見かけないと思います。ですが、とてもキレイな美文字が書きやすいサインペンです。

【特徴】
全6色
筆風サインペン
水性顔料タイプで水に強い
とめ・はね・はらいが表現できる
手帳やノート、はがきや手紙に最適

見た目が微妙
このペンで書いた文字はとてもキレイなのに、ペンの見た目が微妙で、見た目だけで買おうという気には、、、。クリップの保持力も並以下です。だけどキャップをするとき、インナーキャップが「ぴょこっ」と上にあがるのが見えて、かわいいです。

思い切りが大切
このペンで美文字を書きたかったら、思い切って文字を書いてみましょう。三角すい状のペン先を倒して、三角すいのサイド面が紙に当たるようにイメージすれば、きっと今までに見たことのない太い線が書けるはずです。始めはペン先も固いですが、次第に馴染んでくると思います。壊してしまうかも?の一線を越えないと、美文字は現れません。一線を越えると、ペン先の頂点を使えば細い線が、ペン先のサイド面を使うイメージで極太の線が書けます。ただし、紙にキュッと引っかかる感じがたまにあり、それが苦手な人もいると思います。さらに、早く文字を書くとかすれることもあります。このペンは文字の表情を楽しむように、ゆっくりとていねいに書くとキレイな文字が書けると思います。


筆風美文字サインペン
・呉竹 筆ごこち 細字

チカラ加減のコントロールが難しいですが、ノート(細字)から宛名書き・それ以上(極太字)まで太さが変わり、しかも「とめ・はね・はらい」がとてもキレイな、筆風美文字サインペンです。筆ペンに次ぐ、多彩な線が書けるペンだと思っています。メーカーのいう筆風サインペンに「うそ・偽り」はありません。ですが、文字の太さや「とめ・はね・はらい」を意識して書いていると、かなり疲れてしまいます。

全6色の色のチョイスもなかなかです。
ブラック・ローズピンク・ロイヤルブルー・ブルーブラック・ダークグリーン・セピア


呉竹のセリースとは
呉竹製品に多いのですが、商品名にセリースと入っている場合があります。セリースとはつり下げ袋入りのことです。ボールペンやサインペンは、文房具店でハダカのまま什器に入れられて販売されることも多いので、それらと分けるために商品名にセリースと入れていると思われます。


2018年1月18日木曜日

【CDラジカセ】SONY CFD-S401 レビュー

今さらラジカセ購入記
ラジカセが欲しいと父が突然言い出した。以前からAMをワイドFMで聞きたかったらしい。そして母が言った。だったらカセットも聞きたいと。
次の日、父がSONYとPana+SHIBAのカタログをもらってきた。カタログをもらっては来たが、父の中でもう買うラジカセは決まっていた。

SONY CFD-S401 ブラック
色まで決まっていた。悪くない選択だと思った。

第一印象はちっちゃ。しかもすこし安っぽい。(どちらもバブカセを基準としてしまう自分が悪いのです)でもコンパクトで、丸っこくもなく角張ってもいなくて、表面はざらついていて、傷が付きにくそうです。両親は日本語表記でわかりやすい。デザインも普通でとても良いと言っています。

カラーは4色、ブラック・ホワイト・ベージュ・ブルーグレー。ベージュ・ブルーグレーは中間色、やさしい色。黒か銀が電化製品の当たり前だった父には、微妙な色らしいです。自分で買うなら ベージュ ですけど。

【操作ボタン】
電源ボタンは、最前列・向かって左端
音量ボタンは、最前列・向かって右端
お気に入りラジオ局のボタンも最前列
よく使うボタンが、見なくても押せるとても良い場所にあります。

さらに、CD・ラジオ・カセットの操作が、共通のボタンです。たとえば、CDもラジオもカセットも選曲(選局)ボタンは同じなのです。これって、すごいと思います。日本語表記とあわせて、とてもわかりやすいです。両親ともに言っています。

【液晶表示・目覚まし時計・おやすみタイマー】
時計用電池(単四形乾電池三本)は付属しません。電池が無いと、電源を抜くたびに時計などの設定が消えます。でも登録したラジオ局の設定は消えません。時計は無くてもいいと思っていましたが、音楽をかけながら作業するときは、見やすい時計があるほうが便利だろうと思います。※電源オン時、液晶の明るさは四段階(消灯も)に調節可能

また目覚まし時計にもなります。ブザーも内蔵されています。おやすみタイマーもついているので、ベッドサイドに置いて寝る前に音楽を聞くのにもぴったりです。※電源オフ時、液晶の明るさは三段階(消灯も)に調節可能

【CDプレーヤー部】
CDがセットしづらいので、CDのふたはもっとガバッと90度くらいまで開いて欲しいです。またCDの読み込みに、すこし時間がかかります。CDは再生途中で停止させると、次の再生はその曲の頭から再生します。電源を落としたりするとリセットされます。

【ラジオ部】
ラジオはワイドFM(AM補完放送)を聞くとき、FMの周波数が表示されてもどのAM局か分かりづらいそうです。局名を液晶に表示できれば最高でした。(父親に周波数を覚えればって、冷たく言いました)

【テープ部】
『がちゃこん』って押すタイプじゃ無いんです。高級機並です。笑


CFD-S401の音質
【DoDeCaHORN】でも【CCCR】でも【MEGA BASS】でもありません。それらに頼らなくても、8cmフルレンジバスレフで十分いいってことでしょう。「THEラジカセ」っていう音です。とても良い意味で。

ラジオは声がとても聞き取りやすく、CDはボーカルとベース辺りがすこし強調されている感じです。80年代ポップスが聴きたくなりました。実際、普段のシステムではイマイチだった、薬師丸ひろ子の『ステキな恋の忘れ方』が、とても気持ちよく聴けました。

ラジカセを買ってみて
うちは、けなしあいの文化と言いますか、人の買ってきたものに一度はケチをつけないと気がすまない家族なのですが、めずらしく誰も何も言わず、みんなが満足しているようです。だから、とても良い製品なのでしょう。ここまで読んで頂けたなら、ぜひ買いましょう。

自分はふだんradikoを、ノートパソコンのスピーカーで聞きながら作業をすることがありますが、手軽に聞けるラジカセのラヂオの音ってすごくいいですね。しかも電波に乗ってやってくるんですよ。さらに、ラジカセで聞く昔のCDっていうのも、いいもんだなって思いました。あの頃の音で、昔の思い出もやってきます。スマホ+ワイヤレススピーカーなどでも良いですが、ひとつの機器で完結しているからこその手軽さ簡単さで、ラジカセもとても魅力的でした。


2018年11月 追記
製品に関する重要なお知らせ
https://www.sony.jp/radio/info/20170928.html

うちの個体では不具合は出ていませんが、お知らせしておきます。
CDの再生に不具合が出る個体があるようです。
2020年11月30日まで無償修理だそうです。


【関東地方】おもなラジオ局周波数一覧

FMラジオ周波数
MHz
76.4 RADIO BERRY(FM 栃木)
77.1 放送大学
78.0 bayfm
79.5 FM NACK5
80.0 TOKYO FM
80.3 NHK宇都宮
80.7 NHK千葉
81.3 J-WAVE
81.6 NHK前橋
81.9 NHK横浜
82.5 NHK東京
83.2 NHK水戸
84.7 FMヨコハマ
85.1 NHKさいたま
86.3 FMぐんま
89.7 Inter FM
90.5 TBSラジオ ※90MHz以上はワイドFM
91.6 文化放送
92.4 RFラジオ日本(未開局)
93.0 ニッポン放送
94.1 CRT栃木放送
94.6 IBS茨城放送

AMラジオ周波数
kHz
594 NHK第一
693 NHK第二
810 AFN TOKYO
954 TBSラジオ
1134 文化放送
1197 IBS茨城放送
1242 ニッポン放送
1422 RFラジオ日本
1530 CRT栃木放送

SONY CFD-S401
ラジカセ購入記念&周波数を設定するときに忘れないために。
ちいさいくせにいい音で、なかなかあなどれない、にくいヤツ。


2018年1月15日月曜日

【美文字ペン対決】ピグマファイン・筆ごこち 細字・ソフトペン/採点ペン

美文字ペンとは
・書いた文字に表情があり、消えにくいこと。
・手軽に使えること
・インクの色や濃淡がキレイなこと
・とめ、はね、はらいが表現できること
・耐水性、耐光性があること
理想は万年筆のブルーブラックインクで書いた文字です。

比較してみた
サクラクレパス ピグマ ファイン
呉竹      筆ごこち 細字
プラチナ万年筆 ソフトペン/採点ペン
三菱鉛筆    ユニボール シグノ スタンダード0.5
※シグノはボールペン代表として。

色はすべてブルーブラック。
採点ペンは万年筆用インク SPSQ-400 を使用。
紙はマルマンの一番グレードの低い、MPS-N 60g/m2 を使用。
耐水性は、書いてから約五分後に水を一滴垂らしました。

【インクの色・濃淡】
ピグマ  グレーがかった青、濃淡もかすかに出ます。
筆ごこち 普通の人が思うブルーブラック、濃淡もすこし出ます。
採点ペン 万年筆のブルーブラック、濃淡もよく出る。
シグノ  黒に近い青。

【インクのにじみ・裏抜け】
ピグマ  にじみ、裏抜けなし。
筆ごこち 線のエッジが立っていて、はっきり見やすい。
採点ペン 乾くのに少し時間がかかり、ほんの少しにじみがある。
シグノ  くっきり・はっきり、とても見やすい。

【とめ・はね・はらいの表現】
ピグマ  自然な感じのとめ・はね・はらいが表現できます。
筆ごこち とめ・はね・はらいがとてもキレイ。
採点ペン ほんの少し表現できます。
シグノ  普通のボールペンです。

【書いた文字の太さ】
ピグマ  シグノよりは太い。力加減で1mm幅位まで書けます。
筆ごこち シグノと同等の細さ。力加減で2mm幅位まで書けます。
採点ペン ノートには太すぎ、宛名書きに。
シグノ  ノートに最適です。

【耐水性】
ピグマ  消えたり、にじんだりしません。
筆ごこち 消えたり、にじんだりしません。
採点ペン 少しにじみましたが、文字はしっかり残っています。
シグノ  消えたり、にじんだりしません。

【書き心地】
ピグマ  適度な引っかかり感があり、とても書きやすい。
筆ごこち ほんの少しキュッと引っかかる感じがあります。
採点ペン たまにキュッキュッと音がするときがあり、不快です。
シグノ  滑りすぎで、すこし書きにくいと感じます。


どれも美文字ペンです
・サクラクレパス ピグマ ファイン ブルーブラック
とても書きやすい。さすが小学生用のかきかたフェルトペンを作っているメーカー。書いた文字も、そのグレーがかった青い色も、とても目にやさしい。

・呉竹 筆ごこち 細字 ブルーブラック
キレイな色と濃淡、書いた文字のエッジが立っていて抑揚もでやすいので、とてもキレイに見える。手帳やノートに最適。

・プラチナ万年筆 ソフトペン/採点ペン
とにかく万年筆用の古典ブルーブラックが手軽に使える。このインクの色・濃淡だけは真似できない。水性染料なのに耐水性もなかなかでした。


2018年1月11日木曜日

【仏壇カラーはちょっと】色から選ぶ一万円クラスの初心者向け万年筆

「黒×金」仏壇カラーの万年筆
どうしても馴染めません。その年齢が来るまでは。いつかそのかっこよさに気づく日が来るのでしょうが、今はまだ早すぎます。僕の金色には昭和の魔術がかかっているんだと思います。

毎日使うメンテナンス
初めての万年筆は見た目がとても重要です。国内三大メーカーともに、万年筆を毎日使うことが最大のメンテナンスと言っているのですから。毎日わくわくしながら、さわっていたい、使っていたい、そんな万年筆が見つかりますように。


仏壇カラー以外の万年筆
【パイロット】
 ☆カスタム ヘリテイジ91 ブラック
              ヤマブドウ
              ツキヨ
              ヤマグリ
 *グランセ NC ブラック
         レッド
         ダークブルー
         ダイヤモンドシルバー

 ※ステラ90S ジェットブラック
       ナイトブルーマイカ
       ルビーレッド
       パールホワイト

 ※レグノ89S ブラック
       ディープレッド

【セーラー万年筆】
 ☆プロムナード シルバートリム

 ※プロフェッショナルギア スリム銀 ブラック
                   ホワイト
                   ブルーベリー
                   ダークフランボワーズ

☆おすすめ *細軸 ※ショートサイズ


初心者に最適な万年筆
・カスタム ヘリテイジ91
・プロムナード シルバートリム

金色を避け、大きさを考慮しました。どちらも入門用一万円クラスの定番モデルです。また、ショートサイズを許容できるのであれば、他にあげたモデルの中から色で選ぶのもありだと思います。

個人的にはカスタムヘリテイジ91のヤマブドウ・ツキヨや、プロギアスリムのブルーベリーに惹かれました。


2018年1月8日月曜日

【入門モデル】初心者が選ぶ一万円クラスの万年筆

はじめて選ぶ万年筆
一万円クラスの万年筆は初心者がはじめて選ぶ万年筆となることも多いわけで、その後の万年筆人生を左右するかもしれない重要なモデルです。今回このクラスの万年筆を調べて、各社を代表する力の入ったモデルが多いと感じました。そのようなモデルですから決定的な差というものはあまりなく、初めての万年筆には十分過ぎるほどの品質だと思います。

一万円クラスの入門用定番万年筆
【パイロット】
カスタム74
カスタムヘリテイジ91
【プラチナ万年筆】
#3776センチュリー
【セーラー万年筆】
プロムナード
プロフィットスタンダード
プロフェッショナルギアスリム


初心者がはまる罠
国内三大メーカーのサイトから、万年筆を使う上での注意点を要約すると、「万年筆は毎日使うことが最大のメンテナンス」と言っています。

あまり使わない→インクが乾燥する→詰まる→使えない→もう使わない

そうならないためにも、毎日楽しく万年筆を使いたくなるように、本当に自分の好きな色や形、ペン先の万年筆を必ず買いましょう。

一万円クラスの万年筆の選び方
・好きなメーカー 歴史や評判などでも。
・好きな形    バランス型かベスト型か?
・好きな色    ペン先やクリップの色が金か銀か?
         本体の色が黒か青系か赤系か?
・ペン先の大きさ いちばん使う用途に合ったものにする。

以上のことに注意し、入門用定番万年筆の中から選べば、きっと満足できる万年筆を選べるはずです。なんてったって国内三大メーカーを代表するモデルですから。


2018年1月4日木曜日

【カクノ以上】初心者が選ぶ五千円以下の万年筆

はじめて選ぶ万年筆
千円以下ならプレピー・カクノ・ハイエースネオ
一万円クラスなら#3776センチュリー・カスタム74・プロムナード
これらのクラスなら各社代表モデルがあり、あまり迷わず購入できるが、五千円以下で選ぶとなると影が薄いモデルが多い。

僕みたいな初心者が、いきなり使ったことのない万年筆に一万円はとまどい、でも五千円ならと思ってみても、このクラスはなんとなく中途半端でよく分からない。


五千円以下の万年筆
【パイロット】
プレラ
プレラ 色彩逢い iro-ai ※CM(カリグラフィ)がある。
コクーン
ルシーナ        ※B(太字)がある。
カヴァリエ
【プラチナ万年筆】
バランス
美巧14K       ※ペン先が金。
#3776バランス
【セーラー万年筆】
レクル
透明感シリーズ
四季織シリーズ
ヤング・プロフィット黒 ※太字・ズーム・ミュージックがある。

プレラシリーズとコクーンは、カクノとペン先が同形状なので、書き味の違いはあまり無いのかもしれません。ルシーナは少し高級感があるのですが、キャップが割れやすいようです。#3776バランスは一応#3776シリーズの末弟です。またヤング・プロフィットはなかなか評判もよく、個人的に気になっています。


ペン先(ニブ)で選ぶ
五千円で買えるモデルになると、千円モデルには無い特殊なペン先が選べるようになります。14K・太字・カリグラフィ・ズーム・ミュージック。これらのペン先が使ってみたい方は、迷わず買いましょう。

デザインで選ぶ
これが一番大切だと思います。よく使う用途を考え、それにあったペン先なら、あとは自分の好きな色・形で選んでしまってよいと思います。国内メーカー三社も長年切磋琢磨し、研究してきたはずですので、そう簡単に大ハズレなモデルを作るはずがないと思います。どれを買っても、きっと後悔はしないはずです。


2018年1月1日月曜日

【耐水性あり】インクから選ぶ万年筆のメーカー

書くということは残すこと
消えてはいけないことが、書かれた文字の一番重要な事と思うので、耐水性のある万年筆用のインクを調べてみた。また書く文字のほとんどは日本語の文字なので、日本語に適した万年筆を作っている国内三大メーカーのインク、そしてその中でも初心者にも扱いが簡単なカートリッジインクに絞って調べてみた。

耐水性があるとされる、黒もしくは青系のカートリッジインク。
【パイロット】
・カートリッジインキ   IRF-12S  ブルーブラック 染料
【プラチナ万年筆】
・水性染料インク     SPSQ-400 ブルーブラック 染料
・ピグメントブルーインク SPG-500  ブルー     顔料
・カーボンインク     SPC-200  ブラック    顔料
【セーラー万年筆】
・極黒(きわぐろ)         ブラック    顔料
・青墨(せいぼく)         ブルーブラック 顔料

耐水性が高いということは、水に溶けにくいということなので、万年筆の中のインクが乾いてしまうと、洗っても溶けずに残ったままとなり、書けなくなる確率も高くなります。だから水性顔料は、日頃からのお手入れが重要となり、初心者には向かないと言われています。

水性染料は通常は耐水性がほとんどないのですが、パイロットとプラチナのブルーブラックは比較的耐水性がよいとされています。しかしプラチナ万年筆のブルーブラックは、古典インクと呼ばれるインクで酸性なので、金メッキなどが腐食します。

初心者におすすめ
できるだけ手軽にインクが交換でき、インクが出にくいなどのトラブルも極力避けたい、それでいて耐水性が欲しいという人は、
パイロット カートリッジインキ IRF-12S ブルーブラック がよいと思います。
次点でペン先が金なら問題ないと思われる、
プラチナ万年筆 水性染料インク SPSQ-400 ブルーブラック をおすすめします。