2018年1月29日月曜日

【三日目の万年筆】パイロット カスタム74 <中字>

カスタム74<中字>を使ってみて
初日はおっかなびっくりでしたが、すこし万年筆の取り扱いに慣れてきました。カートリッジインキ三回交換、そして三回お風呂に入れました。見慣れたせいか「黒×金」仏壇カラーや、あのクリップの形はあまり気にならなくなりました。とはいっても、カスタムヘリテイジ91やプロムナードシルバートリムには未練が残ります。

また中字は、A罫・B罫のノートにはすこし太いです。もともと自分は、万年筆を買うならインクの濃淡がわかりやすい中字以上を買おうと思っていましたし、普段からノートは無地か、罫を無視して書いているのでちょうどよい太さです。

紙質により書き味や書いた文字の色も、けっこう違いがありました。パイロットのブルーブラックは、時間とともに色が変化すること。さらに多少の水濡れならば、薄くはなるが消えないだけの耐水性があることも判りました。

万年筆の持ちかた
・立てぎみは、細めのキレイな文字が書ける。
・寝かせぎみは、紙当たりもやさしく疲れにくそう。
・立てすぎは、ペン先が見えづらい。
・寝かせすぎは、不安定で思い描いた線が書けない。
・立てすぎ・寝かせすぎは、かすれたりすることがある。
・キャップをつけると、紙当たりがやさしく安定感も増す。
結局、万年筆は書くための道具に過ぎず、使う側が書きやすいように持てば、それが正しい持ちかたのような気がします。

三日目のカスタム74
【ペン習字スタイル】キレイな文字を書きたいとき
キャップをつけずに、ねじ部分を持つ。
【文豪スタイル】万年筆らしいやさしい書き味を楽しみたいとき
キャップをつけ、胴軸のすこし後ろ辺りを持つ。

万年筆で書いた文字がボールペンで書いた文字より汚いのであれば、万年筆を使う意味もあまりないので、万年筆らしさも味わえ、それでいてキレイな文字の書ける持ちかたを今は探しています。