今さらラジカセ購入記
ラジカセが欲しいと父が突然言い出した。以前からAMをワイドFMで聞きたかったらしい。そして母が言った。だったらカセットも聞きたいと。
次の日、父がSONYとPana+SHIBAのカタログをもらってきた。カタログをもらっては来たが、父の中でもう買うラジカセは決まっていた。
SONY CFD-S401 ブラック
色まで決まっていた。悪くない選択だと思った。
第一印象はちっちゃ。しかもすこし安っぽい。(どちらもバブカセを基準としてしまう自分が悪いのです)でもコンパクトで、丸っこくもなく角張ってもいなくて、表面はざらついていて、傷が付きにくそうです。両親は日本語表記でわかりやすい。デザインも普通でとても良いと言っています。
カラーは4色、ブラック・ホワイト・ベージュ・ブルーグレー。ベージュ・ブルーグレーは中間色、やさしい色。黒か銀が電化製品の当たり前だった父には、微妙な色らしいです。自分で買うなら ベージュ ですけど。
【操作ボタン】
電源ボタンは、最前列・向かって左端
音量ボタンは、最前列・向かって右端
お気に入りラジオ局のボタンも最前列
よく使うボタンが、見なくても押せるとても良い場所にあります。
さらに、CD・ラジオ・カセットの操作が、共通のボタンです。たとえば、CDもラジオもカセットも選曲(選局)ボタンは同じなのです。これって、すごいと思います。日本語表記とあわせて、とてもわかりやすいです。両親ともに言っています。
【液晶表示・目覚まし時計・おやすみタイマー】
時計用電池(単四形乾電池三本)は付属しません。電池が無いと、電源を抜くたびに時計などの設定が消えます。でも登録したラジオ局の設定は消えません。時計は無くてもいいと思っていましたが、音楽をかけながら作業するときは、見やすい時計があるほうが便利だろうと思います。※電源オン時、液晶の明るさは四段階(消灯も)に調節可能
また目覚まし時計にもなります。ブザーも内蔵されています。おやすみタイマーもついているので、ベッドサイドに置いて寝る前に音楽を聞くのにもぴったりです。※電源オフ時、液晶の明るさは三段階(消灯も)に調節可能
【CDプレーヤー部】
CDがセットしづらいので、CDのふたはもっとガバッと90度くらいまで開いて欲しいです。またCDの読み込みに、すこし時間がかかります。CDは再生途中で停止させると、次の再生はその曲の頭から再生します。電源を落としたりするとリセットされます。
【ラジオ部】
ラジオはワイドFM(AM補完放送)を聞くとき、FMの周波数が表示されてもどのAM局か分かりづらいそうです。局名を液晶に表示できれば最高でした。(父親に周波数を覚えればって、冷たく言いました)
【テープ部】
『がちゃこん』って押すタイプじゃ無いんです。高級機並です。笑
CFD-S401の音質
【DoDeCaHORN】でも【CCCR】でも【MEGA BASS】でもありません。それらに頼らなくても、8cmフルレンジバスレフで十分いいってことでしょう。「THEラジカセ」っていう音です。とても良い意味で。
ラジオは声がとても聞き取りやすく、CDはボーカルとベース辺りがすこし強調されている感じです。80年代ポップスが聴きたくなりました。実際、普段のシステムではイマイチだった、薬師丸ひろ子の『ステキな恋の忘れ方』が、とても気持ちよく聴けました。
ラジカセを買ってみて
うちは、けなしあいの文化と言いますか、人の買ってきたものに一度はケチをつけないと気がすまない家族なのですが、めずらしく誰も何も言わず、みんなが満足しているようです。だから、とても良い製品なのでしょう。ここまで読んで頂けたなら、ぜひ買いましょう。
自分はふだんradikoを、ノートパソコンのスピーカーで聞きながら作業をすることがありますが、手軽に聞けるラジカセのラヂオの音ってすごくいいですね。しかも電波に乗ってやってくるんですよ。さらに、ラジカセで聞く昔のCDっていうのも、いいもんだなって思いました。あの頃の音で、昔の思い出もやってきます。スマホ+ワイヤレススピーカーなどでも良いですが、ひとつの機器で完結しているからこその手軽さ簡単さで、ラジカセもとても魅力的でした。
2018年11月 追記
製品に関する重要なお知らせ
https://www.sony.jp/radio/info/20170928.html
うちの個体では不具合は出ていませんが、お知らせしておきます。
CDの再生に不具合が出る個体があるようです。
2020年11月30日まで無償修理だそうです。