2022年2月28日月曜日

油性ボールペンを比較してみる。

油性・水性・ゲル、やっぱりボールペンは油性の書き味が好きかな。それもジェットストリームに代表される低粘度な油性では無く、昔ほど重くは無いけど、書き味の少しねっとりした高粘度タイプ。

個人的には油性最強と思っていた、ぺんてるローリーの油性顔料インキの替芯、BPS7がかなり手に入り辛くなった今、常用ボールペンを見直してみようと思い、家に有った各社黒の0.7を総動員して自分なりに比較してみた。


サクラクレパス ノックスボール100K エコフィール [R-NOB]

あまり特徴が無い。ダマの出来易さ、色、ねっとり感、すべてにおいてこの中では中間。

ゼブラ ニューハードN-5200 [H-0.7芯] タプリクリップ [H-0.7芯]

書き味が少し重く、ねっとりしているかな。高粘度油性に近い感じ。ダマも比較的出来ない。色もゲルなどと比べなければ、充分濃い。さすが、ゼブラ。

セーラー フェアラインカラークリア [18-0055]

かなりダマが出来にくい。低粘度油性に近い書き味。ダマの点で、かなりの好印象。

三菱鉛筆 ニューライナーSN-80 [SA-7CN] ベリー楽ボ [SA-7N]

ダマが出来にくい。色はちょっと薄め。低粘度油性に近い感じ。ジェットストリームでは滑り過ぎなら、これがおすすめ。

三菱鉛筆 パワータンク [SJP-7]

そこそこ重い。色も濃い。ダマも出来にくく、好印象。さらに油性顔料(替芯のパッケージに記載)。すべてにおいてベストバランス。

パイロット スーパーグリップG キャップ式 [BPRF-6F]

ダマが出来やすい。色は濃い目。紙面が汚れてしまい、これで綺麗に書ける自信は無い。

ぺんてる .eボール [BKL7] ジェイクラブ [BKS7H]

ダマが少し出来やすいのかな。色はちょっと濃い目。


ダマになりにくい セーラー パワータンク 三菱

ねっとり重め   ゼブラ 三菱

色の濃さ     パイロット ぺんてる パワータンク


自分は書き出しが掠れても、色が多少薄くても、ダマにならない事がとにかく優先。この中で好印象だったのは、セーラー・楽ボ・パワータンク。だけど、筆記角度・筆圧・室温・インクの鮮度、さらには軸によっても結構印象は変わってしまうと思う。今回の結果も"なんとなく"だし。

昭和の時代から事務員さん達に鍛え抜かれて来た、各社油性ボールペンの差なんて、本当は殆ど無いか自分には感じられない。それでは身も蓋もないので、"なんとなく"好印象だった、セーラーとパワータンクを使って行こうと思う。