2017年12月21日木曜日

【初恋の思い出】カシオの電卓に恋した話

・僕の記憶の限りなく一ページ目に近い頃のはなし

小さい頃絵本を読んでもらったり、テレビアニメを見ていた記憶がほとんどない僕は、いつも独りで遊んでた。そいつはボタンを押すと、青緑色に光ったり消えたりした。ただそれだけ。でも楽しくて、くる日もくる日もそいつとずっと遊んでた。

蛍光管式電卓 CASIO pocket-mini

・そして世の中は輝いて、僕も一番楽しかった頃のページ

近くのお店でとても変わった電卓をみつけた。ボタンがいっぱい付いていて、とにかくかっこよく見えた。次の日、親に無理言って買ってもらった。でもやっぱり使い方は解らなかった。

関数電卓 CASIO fx-350D

・少し飛んで大人になりたくなかった頃のページ

家に突然そいつが来た。厚くて大きくて、今まで見たこと無いくらいボタンが付いてた。そいつは電卓のようで電卓じゃなかった。プログラムが組めて、ゲームが作れた。タイピングゲームやパズルゲームを作って毎日毎日遊んだ。

ポケットコンピュータ CASIO VX-4

・つい二~三ページ前のはなし

ある日突然、何だか無性に電卓が欲しくなった。カシオのサイトを見ながら、デスクワークで使ってる自分を想像して、ニヤニヤしながら選んだ。そいつを初めて手にした時は、何だか自分が出来る男になった気がした。

スタイリッシュ電卓 CASIO NS-S10

振り返るといつも側に居てくれたカシオの電卓
ありがとう。これからもよろしくな。