2018年2月22日木曜日

【Debianのすゝめ】sunclock 白夜 極夜を感じる時計

sunclockノススメ
時刻と地理データを表示可能な可愛い時計
sunclockは、世界地図を表示し、昼の地域を明るく、夜の地域を暗く描画することにより、地球に太陽光が照らされた地域を示します。デフォルトのタイムゾーンに対するローカルタイムを示すだけでなく、主要な都市のGMT時間、法定時および太陽時、都市の緯度経度、地球上の任意の二点間の距離を表示できます。Sunclockは、経線、緯線、南北回帰線および極圏を表示できます。時間の進み方を加速し、四季の移り変わりを表示する組み込み機能を有しています。
https://packages.debian.org/stretch/sunclockより引用


起動方法
# sunclock
起動させると、小さな時計ウィンドウが出現します。その中に昼と夜が区別された世界地図と、現在時刻が表示されていますが、文字が小さくて見づらいのでこれを時計として使おうとは思えません。この小さな時計ウィンドウをクリックすると、メニューバーも表示されます。メニューバーの>をクリックすると、画面の横幅に合わせた大きな世界地図になります。当然のように日本人が見慣れた、日本を中心とした世界地図ではありません。見慣れた地図にできるような気もしますが、僕にはできませんでした。さらに残念なことに、九州がちゃんと描かれていません。ですが長時間眺めていると、ゆっくりと明るい昼の部分と、暗い夜の部分の境目が動いていることがわかります。

操作方法
メニューバーの!をクリックすると左下にそれまで表示されていたJST時間にプラスして、GMT時間も表示されるようになり、地図上に時間帯と大都市を示すマークが表示されます。

C coordinate mode
都市を選択すると、緯度・経度・日の出・日の入りの時間が表示されます。
S solar time mode
都市を選択すると、太陽時と一日の長さが表示されます。
D distance mode
二つの都市を選択すると、二点間の距離が表示されます。
A time forward
選択した時間分、陽の当たる場所が進みます。
G progress value
一分、一時間、一日、七日、三十日の中から選択します。

一日を感じる
Gを一時間に設定しておきAを数回クリックすると、朝日もしくは夕闇が迫ってきます。

白夜・極夜を感じる
Gを三十日に設定しておきAを数回クリックして六月もしくは十二月まで進めます。
Gを一時間に設定しなおしAを数回クリックして太陽を動かすと、常に明るい白夜か、暗い極夜があります。

世界を感じる
初めは時計としては使えないと思っていました。ですが、陽の当たる場所がゆっくりと移って行くのを見て、とてもゆったりとした時間の流れだと思うようになると、sunclockさんを可愛い時計と思うようになりました。また普段はまったく考えたことのない白夜や極夜を感じ、いかに自分がちっぽけで、自分の周りのことしか見えていないのか、あらためて気づかされてしまいましたとさ。

おしまい