2018年2月19日月曜日

【Debianのすゝめ】x11-apps X11に同梱のアプリケーション

x11-appsノススメ
X Window Systemに同梱の雑多なXアプリケーション集
https://packages.debian.org/stretch/x11-apps
始めからインストールされているかもしれないのに、その存在自体知らない。知っていても、使ったことがないという人が多いんじゃないかと思います。実際、僕もそうでした。

【ico】多面体を動画表示
# ico -objhelp
# ico -sleep 0.025 -r
# ico -sleep 0.025 -obj octa
# ico -sleep 0.025 -delta -500-500
全五種類の物体が画面を飛び廻ります。設定をいろいろ変えて、自分好みにして楽しんで下さい。スクリーンセーバーにするのも良いと思います。
cube    正六面体 立方体
icosahedron 正二十面体
octahedron 正八面体
pyramid   正四面体 正三角錐
plane    平面

【xclock・oclock】グラフィカルな時計
# xclock -g +100+100
# xclock -d -geom -0-0
# xclock -digital -brief -geometry -0-0
アナログ時計はシンプルで配色も好みでした。さりげなく画面のすみに表示させておくには、よいデザインだと思います。

【transset】ウィンドウの不透明度属性を設定
単独で使ってみましたが、使い方がわかりませんでした。Xcompmgrと組み合わせて使うことにより、透過ウィンドウが実現できるようです。とても惹かれますが、パソコンのパフォーマンスも低下するようなので、ポンコツマシンでは諦めておきます。

【xcalc】関数電卓
# xcalc -rpn
普通の関数電卓モードのときは、テキサス・インスツルメンツTI-30をエミュレート。また、RPN(逆ポーランド記法)電卓にもなります。そのときは、ヒューレット・パッカードのHP-10Cをエミュレートしているそうです。見た目はアレですが、RPN電卓とはどういうものなのかを知るには、最適だと思います。

【xeyes】二つの目がポインタを追いかけるデモ
# xeyes -g 250x250+100+100
この中ではいちばん有名かもしれませんが、仕事中に起動させては絶対にいけません。「xeyes は、あなたの行動を観察しボスに報告する」そうです。笑

【xload】システム平均負荷モニタ
# xload -update 1 -g 250x250+100+100
これも結構有名だと思います。知っておいて損はないと思います。

【xlogo】Xのロゴを表示するデモ
# xlogo -shape -g 250x250+100+100
# xlogo -render -g 250x250+100+100
一度くらいは表示させてあげましょう。

【xmag】X画面の一部を拡大
# xmag -mag 10
一瞬「おっ」てなりました。役に立つ日がくるかもしれません。

【xman】マニュアルページブラウザ
# xman -bothshown
僕みたいな永遠の初心者が、どんなコマンドがあるのか知りたいときに、コマンドが一覧で表示されるのはとても便利だと思いました。

【xwd】Xセッションのウィンドウダンプを取るユーティリティ
【xwud】xwdによって作成されたウィンドウダンプのビューア
# xwd -out /root/xxx.xwd
# xwd -root -out /root/xxx.xwd
# xwud -in /root/xxx.xwd
ダンプとは、スクリーンショット・画面キャプチャのようです。このブログ用に画像が取れると一瞬よろこびましたが、残念なことに汎用性のあるファイルではありませんでした。

Linuxには英語
便利なのかそうでないのか、微妙なアプリケーションばかりでした。でもせっかくインストールされているのなら、一度くらいは使ってあげてください。icoは見ているだけで楽しいので、この中ではおすすめです。x11-appsには他にも同梱されているアプリがたくさんあるのですが、始めから使う必要がなさそうなモノや、英語が理解できないので使い方がわからないモノがありとても残念でした。英語ができればなぁ~。遠い目