万年筆で「書く」
万年筆を使い始めて半年が経ちました。やっぱりというか、当然というか、だんだんと使う頻度が減ってきてしまいました。始めから判っていたけど、もともと「書く」ことをあまり必要としていなかった自分ですから仕方ありません。目的と手段がごっちゃになってしまうけど、万年筆を使うために「書く」ことを探しました。
左手で「書く」
普通ではないことは解っています。でも、自分は「書く」ことと「投げる」こと以外は左利きです。「書く」ことも「投げる」ことも元々は左利きでした。さらに左半身が一度マヒしているので、リハビリも兼ねて左手で文字を「書く」ことにしました。また左手用の万年筆もあるようですが、自分は普通のカスタム74で大丈夫なようです。
日本語を美しく「書く」
とはいうものの、左手で書いた文字はものすごく汚いです。そのためお手本を探していると、ペン習字をならっている方たちの美しい文字に出会いました。自分のカスタム74<中字>で書かれた文字と比べると、どの方の文字の線もエッジが立っていてとてもシャープで美しいです。つけペンやデスクペン<極細>の顔料インクの黒で書かれているようです。
ペン先の選び方
万年筆初心者向けに「自分のよく使う用途に合わせること」なんて書いてあることが多いですが、半年万年筆を使ってみて解りました。日本語を美しく書きたい→極細・細字、インクの濃淡や万年筆らしい書き味を味わいたい→中字以上。こんなペン先の選び方もあるようです。
万年筆で日本語を美しく「書く」
さあこれからインク沼に落ちようか?という処で、ペン習字という道も気になってしまいました。でもペン習字の教室や通信教育にはお金も掛かるので、とりあえずデスクペンを買って練習してみようかな?と思っています。