2018年6月30日土曜日

【Debianのすゝめ】15年以上前のノートパソコンを蘇らせる

作業用CDラジカセが欲しい
仕事しながら家事しながら(RN2の回し者ではありません)音楽が聴きたくなった。音楽を手軽に一日中流しておけるCDラジカセが最適な気がしたが、自分はCDラジカセを持っていない。そこで何年も前からうちではいらない子になっていたノートパソコンを、CDラジカセの代わりに出来ないのか試してみた。

SONY VAIO QR3
2001年製の化石のようなマシン。17年前のモデルである。その頃産まれた姪っ子は今や高校生である。CPUはモバイルCeleron 800MHz!!メモリもたったの256MB!!どちらもgigaではないのである。あまりにも低スペックでLinuxをもってしても、最近のブラウザなどは重くて動かないので、文字通りお蔵入りになっていたのである。どうして捨てられなかったかというと、知っている人は今や少ないと思われるあのデザインがゆえ。当時はQR1の方が好きだったのだが、VAIO QR3は今回の用途にはまさにピッタリの、大きなお耳のようなスピーカーが特徴のモデル。またキーボードも凝ったデザインなのだ。

CD+ラジオ+α
目標は、手軽に(←ここ大事)CDを聴けて、ラジオも聴けて、あとは少しばかりお遊びが出来ること。問題はラジオ。パソコンでラジオを聴くとなると必然的にインターネットラジオに成ると思うが、聴きたかったradikoもらじる☆らじるもAFNもブラウザを立ち上げないと聴けない。なのでX Window Systemも当然必要となり、到底うちのポンコツマシンでは無理だと一時は諦めかけた。

救世主現る
世の中には人の為になる、とても優れたモノを開発するとても素晴らしい人がいて、あっという間に解決してしまった。コンソール上でradikoを聴けるように、スクリプトなるものを公開していただいているのを発見。とても簡単にradikoが再生出来てしまった。またNHKもいつの間にかradikoで聴けるようになっていた。さらにAFNもmplayerを使えばコンソール上で再生出来ることをGoogleさまが教えて下さった。GUI環境(X Window System)をインストールしなくても、CDもラジオも聴けることが判ったので、17年前のポンコツマシンでも大丈夫。


レシピ 過去の記事を参考に
【Debian 9 stretch を最小構成インストール】
http://anacasico.blogspot.jp/2018/02/12-linux-debian-minimal-install-lightweight-desktop.html
【DebianでCDを高音質再生】aplayでメモリ再生
http://anacasico.blogspot.jp/2018/04/linux-debian-aplay-pcaudio.html
【Debianでネットラジオ】AFNをコンソールで聴く
http://anacasico.blogspot.jp/2018/06/debian-internet-radio-afn-console.html
【Debianでネットラジオ】radikoをコンソールで聴く
http://anacasico.blogspot.jp/2018/06/debian-internet-radio-radiko-console.html
【Debianのすゝめ】gtypist コンソールでタイピング練習
http://anacasico.blogspot.jp/2018/04/linux-debian-gtypist-touch-typing.html

現役復帰
17年前のポンコツマシンが華麗に復活。CDラジオシステム+タッチタイピング練習機として復活し、ほぼ毎日ゴキゲンに音楽を僕に届けてくれています。今も現役なVAIO QR3は、とても珍しいのでは? VAIO君も心なしか嬉しがっているようです。コンソール上で音楽再生くらいなら、17年前のポンコツマシンでも超余裕!?