2018年4月5日木曜日

【内職体験記】蛍光ペンの組み立て

ボールペン組み立ての内職の話が有ったので、やってみました。実際の内職は大手メーカーの蛍光ペンの組み立てでした。

組み立て手順
1キャップに治具を使いクリップを取り付ける
2ペン本体に中綿(インク)を入れ治具を使いフタをする
3細い芯(ペン先)を治具を使いペン本体に差し込む
4キャップを付ける
5太い芯(ペン先)を治具を使いペン本体に差し込む
6キャップを付ける
7外観検査
部品点数8点、使用治具3点

注意点
・傷・汚れ(髪の毛・ほこり)
・勘合具合(すきま)
・ペン先のつぶれ・長さ(差し込み具合)
・インクの乾燥
・ペン本体の印刷
など

これで一本、三円数十銭。千本で三千数百円。千本作るのに初めての自分は約十五時間。時給二百円ちょっと。しかも抜き打ち検査で一本でも不良品があると、全数再検査だそうです。時給が安いからと言っても、手を抜けません。内職は手間も時間もかかるのに報酬が少ないので割に合いません。でも育児・介護などで家をどうしても空けられない方や、安いのにMADE IN JAPANな商品には、なくてはならない仕事だと思います。

蛍光ペンの組み立ての内職は、
・家から納品場所が近かったこと
・あまり置き場所をとらないこと
・部品が小さくキレイだったこと
・組み立てにチカラが必要ないこと
・常に仕事があること
・文房具好きで気になっていた商品だったこと
・時間短縮に繋がる改善点をみつけるのが楽しいこと
・もちろん家で好きな時間にできること
など普通じゃない事情のある自分には良い点がたくさんありました。

100円ショップで売られているような商品でMADE IN JAPANな商品を見たときは、内職さんが頑張っているんだなと思ってあげて下さい。その商品も今までとは違うように見えるかも。

追記
五千本くらい作った頃にはコツを掴んだのか、千本作るのに約十時間で出来るようになりました。時給三百円ちょっとです。まだもう少し短縮出来そうです。