2018年4月20日金曜日

【DebianでCDを高音質再生】aplayでメモリ再生

PCオーディオでは
・OSは軽いほど音質が良い
・ハードは古いほどノイズが少なくて音質が良い
という考え方もあります。

自分はオンボロマシンしか持っていないため、上記のことを都合よく盲信しています。今回SONY CDP-CX100・CDP-C715の2台がほぼ同時期に壊れてしまったので、2004年製のオンボロノートパソコンをCDチェンジャーの代わりにしてみました。

手軽にPCオーディオ専用ノートパソコン
Debian 9 stretchを最小構成インストール
上記にcdparanoiaとalsa-utilsのみをapt install
※起動時のディスク使用量は約0.7GB・メモリ使用量は約17MB

・インストール後の設定
画面の消灯(一分後に消灯)
# setterm -blank 1
メモリ領域の確保(初期設定ではメモリの50%が割り当て)
# df -h # mount -o remount,size=700m,noatime /dev/shm
全serviceの停止
# ls -l /etc/rc5.d # update-rc.d xxx remove
必要の無いmoduleの削除
# lsmod # rmmod # vi /etc/modprobe.d/blacklist.conf
alsaの設定
# alsamixer
キャッシュの開放
# echo 3 > /proc/sys/vm/drop_caches # free -m

aplayでメモリ再生
・メモリ上にリッピング
# cd /dev/shm(cd した方が良い気がします)
# cdparanoia -qBwZ 1- /dev/shm/ファイル名(wavで一曲ごと)
# cdparanoia -qrZ 1- /dev/shm/ファイル名(rawで全曲一括)
(ファイル名は短い方が良い気がします)

・メモリ上で再生
# cd /dev/shm(cd した方が良い気がします)
# aplay -qtwav -fcd -Dhw:0,0 /dev/shm/track*.ファイル名
# aplay -qtraw -fcd -Dhw:0,0 /dev/shm/ファイル名
(raw の方が良い気がします)

CDプレーヤーより高音質
自分の環境では、蟹さんマークでお馴染みのオンボードチップRealtek ALC203でさえも、上記のCDPの音を凌駕しています。普通にハードディスク上にリッピング、ハードディスク上で再生でも高音質です。

USB-DACを使えば、さらに高音質を期待できます。

よくオンボードチップではノイズまみれでプチプチノイズが酷いとか、USB-DACでないと聞けたものじゃないとか見かけますが、自分の耳が相当悪いからなのかそんなことはありません。音場の広さや低音などもなかなかです。XPやVista搭載マシンが放って置かれているのなら、お金も掛からないので気軽に試してみる価値はあると思います。MPDやTiny Core Linuxよりだいぶお気楽ですし。

※ハードディスクやファンの音がうるさい場合はhdparmやlm-sensorsなどをインストールすると良いと思います。またパソコンの電源も入れたままの方が、音が良い気がします。