2018年5月30日水曜日

【DebianでエンファシスCD】icedaxでリッピング

プリエンファシスとデエンファシス
初期のCDの中には音質を良くするために、あらかじめ高域を強調して(pre-emphasis処理)記録してあるCDがあります。それらのCDは、リッピングもしくは再生時に必ず元に戻す(de-emphasis処理)ことが必要となります。※CDプレーヤーでは勝手に処理されるので意識したことは無かったのですが、cdparanoiaでリッピングしたデータを再生時、なんだか高域が耳に付くので気が付きました。

プリエンファシス処理されているのか?
# cdparanoia -vsQ
ドライブに調べたいCDを挿入後、上記コマンドでpre欄がyesならプリエンファシス処理されています。※cdparanoiaではプリエンファシス処理の有無を表示するだけで、デエンファシス処理は出来無いようです。また以前所有していたCDプレーヤーKENWOOD DP-7020では、プリエンファシス処理されたCDを再生中はemphasisと赤く表示されていたと思います。

デエンファシス処理してリッピング
# icedax -T
# cdda2wav -T(debian のパッケージにはありません)
icedaxもしくはcdda2wavで、デエンファシス処理出来ます。どちらも-Tオプションです。

大沢誉志幸
EPIC SONY 35・8H-20 まずいリズムでベルが鳴る
EPIC SONY 35・8H-21 SCOOP

家にある約1000枚中、上記2枚がプリエンファシス処理されていました。なにっ!大沢誉志幸を知らないって??そのくらいプリエンファシス処理されているCDはごく稀です。